2008-07-22
■ [haskell] hrefをUTF-8環境にインストールする
Haskellの日本語リファレンスツール、hrefをUTF-8環境にインストールしてみた。rootは使わない方針で。
まずはtar.gzをダウンロード。
解凍して、makeする。
ref以下がドキュメントの原文だが、eucなのでutf-8に変換する。ここではnkfを使った。
$ mkdir ref-u8 $ cd ref $ for a in *; nkf --utf8 $a > ../ref-u8/$a
ドキュメントを置く場所を決める。
$ mkdir ~/bin/href-data $ export HREF_DATADIR=~/bin/href-data
ドキュメントを作る。
$ mkhref ref-u8/*
hrefをパスが通ったところに置く。
$ cp href ~/bin
これでリファレンスが引けるようになったはず。
/Users/yhara % href foldr Prelude.foldr foldr :: (a -> b -> b) -> b -> [a] -> b foldr f init xs foldl の逆向きにリストをたたみこむ関数。 xs の最後の要素と init に f を適用、 その値と xs の後ろから 2 番目の要素に f を適用、 その値と xs の後ろから 3 番目の要素に f を適用…… したときの最後の返り値を返す。 see also: foldr1, foldl, scanr foldr (+) 0 [1,2,3,4] = 10 foldl (+) 0 [1,2,3,4] = 10 foldr (++) "Q" ["a","b","c","d"] = "abcdQ" foldl (++) "Q" ["a","b","c","d"] = "Qabcd"
できた。
■ [misc] 「エクストリーム・プレゼンテーション」というスタイルを考えてみた
海中や断崖絶壁で プレゼンを行う手法…ではなくてですね。
きっかけはikegamiさんの日記でした。以下、ちょっと長いですけど引用します。
今回の TSAC の聴衆は、本質的な箇所と基本的だが重要なポイントを、発表中に割り込んで質問してくれるので、発表者も参加者も全員得るところが大きかったのではないかと思います。一方、僕が参加している関西の勉強会はどれも観衆が(本質的なことに気がついていない or 基本的だが重要なことを質問できないほどおとなしい)ので、正直、つまらないことが多いです。どの勉強会がそうだ、とは具体的には言いませんけど。(関西にはいろんな勉強会がありますが、僕が参加しているのは本当に少ない種類ですので)
勉強会の利点の一つに、知らなかった知識が手に入るということがありますが、それは、別に勉強会でなくても手に入ります。しかし、人が集まることの最大の利点は、議論することにあります。「今、説明したことは、○○ですか?」「いや、全然違いますよ、たとえば、○○」というようなキャッチボールが次々に行われないと、僕は面白くありません。
こんな不満を持つのは僕が数学出身だからかもしれません。数学の自主ゼミは基本的に、参加者全員がゼミの内容を予習してくることが義務、発表者の発表を途中で止めて数十分でも議論してかまわないことが許される、などの風習があるからです。僕はそういう勉強会のほうが好きです。ちょっと東京がうらやましくなりました。やっぱ、次の職場は東京か。
[Inemuri nezumi diaryより引用]
どうか、「次は東京か」なんて寂しいことをおっしゃらずに。勉強会で発表途中に質問がないのは、みんながそういうルールだと思っているからだと思います。
というわけで、エクストリーム・リーディングになぞらえて、エクストリーム・プレゼンテーションというのを考えてみました。
- eXtreme Reading
- 予習なし。質問を思いついたらその場で質問する。
- eXtreme Presentation
- 質疑応答なし。質問を思いついたらその場で質問する。
この前のKanasan.JSのLTで試させてもらったのですが、 困ってた点(jQueryの読み込み)についての解決策をいろいろ教えてもらったり、「こんな機能もあると便利なんじゃない?」みたいなアイデアが次々出てきたりして、かなり良い感じでした。 (参加者の皆様に感謝!)
ただ弱点としてどうしても時間が伸びる(笑)というのはあるので、時間を多めに取ったり、スライドを増減できるようにしておいたり、長引きそうなら「あとは懇親会で」と話を切るなど調整は必要そうです。
ともあれ、
- 発表だけじゃなく議論がしたい時とか
- 発表だけじゃなくアドバイスが欲しい時とか
- 発表だけじゃなくアイデアが欲しい時とか
そんな時には、ぜひ「エクストリーム・プレゼンテーション」を試してみてください。