2009-08-30
■ [event] 第参回天下一カウボーイ大会
面白かった。ちょっと今日は脳を使いすぎたんじゃない?
いろんな人(知ってる人/初対面の人/知らない人)と話して、最近考えてたいくつかの問題についてヒントをもらった。
この世にはまだまだ考えることがあるね。
カウボーイ大会とは何か
普通の技術系イベントと、大体一緒。20分のトークと、3分のLTがある。LTは一般/学生別だった(今回は)。
トークのテーマは、コンピュータに関するいろいろ。研究系あり、実装系あり、ビジネス系あり。
LTのテーマはガジェット系(コンピュータの外のデバイスを制御するようなもの)が一番多かったかなぁ。 普段、100%ソフトウェアなクラスタにいるのでちょっと新鮮だった。
あとトーカーがすごく豪華。来年あるかまだ未定だと思いますが、いつもと違う刺激を受けたい人は参加してみるといいと思います。
final alty party THE FINAL
alty party(懇親会みたいなもの)については今回が最後だそうなのであまり書かない。一言で言うと「やりたい放題」(笑)。
会場のBGMがOwl-Zoo(しかもFM音源)で感激した。
メモ
メモです。
- 最先端のスパコンの性能が、10年くらいでコモディティになる
- そろそろ家庭で使い切れる規模を越えてしまわないか (家庭に入らない→数が作れない→コモディティにならない→つまらん)
- ご家庭で計算量爆発するようなアプリを考えないと
- クラウドの実装として大量発注してもらえればおk
- 今のペースだと2025年(だっけ)くらいにスパコンで人間の神経系が
- BiwaSchemeの性能はどれくらい出るのか
- 測ってないですすいません (アプリでまだ困るほど遅くないので)
- そういえばアセンブラの代わりにCommon Lispに落とすコンパイラとかどうか (CLからネイティブまではコンパイラがある)
- Cで手書きするよりCLの最適化コンパイラに任せた方が速いんだ(Let Over Lambda理論)
- 近年は最適化が大変になっているので、人手的な理由でCLコンパイラがgccに(あるいはIntel compilerに)追いつけない可能性が…
- マクロでどこまで畳めるのか
- 3段以上になると、define-macroの場合バッククオートが大変、syntax-rulesの場合「...」に注意が必要。
- 関数呼び出しの階層はそこで切り分けられるが、マクロ呼び出しの階層は内側のマクロを内包してることがあって切り分けられない(←まだちゃんと理解してない。書いてみないとだめだな)
- アランケイ「ちょっと2万行でOS作るわ」
- http://www.vpri.org/html/work/ifnct.htm
- 現代のソフトウェアは大きくなりすぎ(数百万行)→人間の把握できる規模を越えている→どうにかして行数を減らさないといけない
- 2万行でOSとその上で動くアプリをネイティブコードまで
- OSといってもLinuxみたいなのじゃなく、Smalltalkの環境みたいなものかも (ということは畳むのに都合がいい仕様にする余地がある?)
- とりあえず1000行で高級言語のコンパイラが書けてる (ブートストラップ。その1000行を自分自身に食わすとコンパイラができる)
- プロジェクト応援に見る超循環
- 開発を行う人(0)、それを応援する人(1)、応援できる人を育てる人(2)、応援できる人を育てる人を育てる人(3)...
- これだけではメタなだけで循環ではない
- 開発を行う人が、年を取って若者を応援するようになるとメタサーキュラー
- Cが生き残ってる理由
- アセンブラは機械語に近すぎて、プロセッサの変化に弱い
- Cはプロセッサの変化にあまり影響されないぎりぎりのラインなのが偉い
- コードはアートか問題
- 同じ動作を複数の方法で記述できる冗長さがあるということは、アートの余地があるのではないか