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Route 477



2016-05-06

[gadget] ErgoDox EZUltimate Hacking Keyboardを比較する

最近セパレート式のキーボードに興味があるのでちょっと調べてみた。

モチベーション

肩が体の真横にあるのが自然な姿勢、というのを読んでなるほどと思ったから。普通のキーボードだとどうしても肩が前に来て、肺が圧迫されたりするんだけど、セパレート式だとそれがない。MacBookに外付けキーボードを2台繋いで試してみたんだけど確かに良さそうだった。というかしばらくその構成で行こうと思ったんだけど、Ctrl+Hを入力したいときに左手Ctrl、右手HだとCtrl+Hと認識されず断念した。

ErgoDox EZ

ErgoDoxというオープンソースハードウェアを、組み立てた状態で売ってくれるもの。indiegogoでクラウドファンディングしていたが、最近公式サイトが出来たようだ。

Ultimate Hacking Keyboard

こちらもオープンソースハードウェアで、クラウドファンディングで資金を集めた点も同じ。ただモノとしてはErgoDox EZといろいろ違う点がある。

  • ErgoDoxのほうが大きくて場所を取る。その代わりErgoDoxは傾きを付けるためのパーツ(足)がオフィシャルで用意されている。
  • UHKの方が配列が普通のキーボードに近い。ErgoDoxは「P」の右にキーが一つしかないため、配置をどうカスタマイズしても多少の練習が必要。
  • UHKは親指部分にオプションでトラックボールとかを付けられる。ErgoDoxは親指部分にもキーが付いていて、デフォルトではEnterとかが割り当てられている。

記事など:

その他

オープンソースではないが、この2つ以外にもセパレートのキーボードは存在する模様。例えば以下。

検討結果

ErgoDox EZを注文した。理由としては弊社の先輩がUHKを既に注文していたというのが大きくて、せっかくなら違うのにした方が比較できて面白いかなぁ、という感じ。参考にならない理由で申し訳ないが。

注文は公式サイトから行った。indiegogo経由だと注文時にキースイッチの指定ができなくてあとからメールで聞かれるらしいので、公式サイトの方が楽だと思われる。 足とリストレストはあった方が良いという感想が多かったので、選択肢は以下のいずれかになる。

個人的に刻印がある方が好きなので刻印ありを選んだ。配置をいじると一部のキーの刻印が嘘になりそうだが、一応キーキャップ単位で移動することはできる模様 (Dvorakにしたい人とかのために、刻印があるキーキャップは全て同じ形状になっているらしい)

キースイッチに関しては悩んだ結果Brownを選んだ。あまり硬いのは好きでないので茶軸と赤軸が候補だったのだけど、赤(というかLinearタイプ)があんまりしっくりこなかったので茶色にした。

補足:キースイッチについて

ErgoDox EZ, UHKはキースイッチを選べる。キースイッチというとCherry MXシリーズが有名だが、ErgoDoxはGateron、UHKはGateron・GreetechのMX互換スイッチを採用している。赤黒茶青緑あたりはCherry MXの同色と対応しているが、White, Yellow, ClearはMXの白軸とかとは別物らしいので注意。

  • ErgoDox EZ
    • Brown(≒Cherry MX Brown) 55g 2.0mm Tactile
    • Blue(≒Cherry MX Blue) 60g 2.3mm Clicky
    • White (=軽めの赤) 35g 2.0mm Linear http://blog.restartr.com/2016/03/31/got-my-ergodox-ez/
    • Red (≒Cherry MX Red) 45g 2.0mm Linear
    • Yellow (=硬めの赤) 50g 2.0mm Linear
    • Black (≒Cherry MX Black) 60g 2.0mm Linear
    • Green (≒Cherry MX Green 硬めの青) 80g 2.3mm Clicky
  • UHK
    • Blue 50cN Clicky HighlyTactile
    • Brown 45cN NonClicky Tactile
    • Red 45cN NonClicky Linear
    • Black 60cN NonClicky Linear
    • Clear 65cN NonClicky Tactile 硬めの茶
    • Green 80cN Clicky HighlyTactile 硬めの青

Cherry MXの赤、茶、青、黒軸については https://www.diatec.co.jp/products/CHERRY/ が参考になる。またこの4つは大型家電量販店に行くと試し打ちができたりする。