2014-04-15
■ [lifehack] センスを磨く方法
よくセンスがある、ない、みたいな言い方をするけど、インターネットのどこかで見かけた「センスは有り無しではなく磨くものである」という言葉が気に入っている。 実際センスがある人だって、生まれた瞬間にはセンスなかったはずで、人生のどこかで徐々に獲得したはずだから、磨くものであるという表現は正しいと思う。
ところで、センスを磨くための方法というのを考えたことがある。 それは「2つの選択肢を比較する」ことです。
よくお絵かき教室かなんかの広告で、「AとB、構図として良いのはどちらでしょうか?」みたいなやつがある。 真っ白な紙を渡されて「良い構図を考えてください」と言われてもお手上げだけど、2つの選択肢から選ぶだけなら、絵の素養がなくても考えやすい。
プログラミングでも、ソースコードが綺麗とか、設計にセンスがあるとか言うけど、これも2つの書き方を両方試してみて、どちらがどのように良いか考えるというのを繰り返すことで徐々に良くなっていく。今でもインデントをどうするかとか、mapとeachのどっちで書くのが読みやすいかとか、このデータをどっちのクラスに持たせるのが保守性が高そうとか、よく試行錯誤してる。
これを繰り返すことで、判断が無意識レベルまで昇華された状態が「センスがある」というやつなのかなぁと。 (プロ棋士が、具体的な手を読み始める前に直感で「なんとなくこの手が良さそう」と感じるがごとく。)
まとめると、センスという言葉は「良さ」が数値化できない分野において使われるもので、最初から「良い」ものを提示することは初心者には困難だが、「2つのうちの良い方」を判断することを繰り返すことで、徐々に良いものを作れるようになるのではないかと思っています。