2014-04-14
■ [softs] Rails製のTODOアプリ「Tracks」をセットアップしてみた
最近またTODOアプリを使おうとしてるのだけど、MacでもAndroidでも使えて、そこそこ複雑なことができて、見た目が気に入るやつがなかなか見つからなかったので、Tracksという、自分でセットアップするタイプのGTDアプリを試してみることにした。
TracksはRailsで書かれていて、githubにソースがある。スクリーンショットのページを見るとどんなものか分かりやすいかも知れない。
bitnamiというところでVM(?)を配ってるので、これを入れるととりあえずローカルで動かせるようだけど、今回はソースから動かしてみる。
インストール
基本的に https://github.com/TracksApp/tracks/blob/v2.2.2/doc/installation.textile を上から順にやるだけ。
- ソースコードの取得。zipを解凍するか、git cloneしてからgit checkout v2.2.2するなど。
- DBを決める。ここではSQLiteを使うことにします。 Gemfileを編集して、mysql2の行をコメントアウト。
- $ bundle install --without development,test
- 環境によっては、nokogiriのビルドのために yum install libxml2-devel libxslt-devel などが必要
- config/database.yml.tmplをコピーしてconfig/database.ymlを作る。productionの項を削除し、その下にあるSQLite用のproduction設定を有効化する。
- config/site.yml.tmplをコピーしてconfig/site.ymlを作る。
- salt, secret_token: 適当なランダムな文字列にする (例:$ ruby -rsecurerandom -e 'puts SecureRandom.hex(64)' )
- time_zone: "Tokyo"など
- subdir: '/'以外にデプロイする場合は指定
- Passengerとか使わない場合は、config/environments/production.rbを開いてconfig.serve_static_assetsをtrueにしておく(忘れるとスタイルシートが適用されない)
- $ bundle exec rake db:migrate RAILS_ENV=production
- $ bundle exec rake assets:precompile
- $ bundle exec rails server -e production → http://localhost:3000/ を開く
使い方
まずはユーザ名とパスワードを決めて、アカウントを作る。 右側のフォームからタスクを追加できる。「Add action」を押すと「Contextは必須です」と言われるので、とりあえずinboxとでも入力しておく。 Home画面ではこのContextによってタスクが分類されるので、home, work, shoppingなど、自分の分かりやすいように分ける。
その他Tips。
- ProjectsはGTDでいうプロジェクトで、複数のタスクから成るような大きなTODO (「引っ越し」とか) を管理するためのもの。
- Ticklerは「Show from」に日付があるタスクの一覧。特定の日を過ぎてから表示させたいタスクに使う。
- タスクには☆を付けることができ、Starred欄からスター付きの一覧を見ることができる (用途としては、例えば「今日やるもの」にスターを付けるとか)。
- 右下の「Mobile Site」をクリックするか http://localhost:3000/mobile にアクセスすると、モバイル用の画面になる。
- Macの場合はfluidを使ってデスクトップアプリ化すると、ブラウザのタブを探す代わりにCmd-Tabでウィンドウを探せるので便利。